日本中どこでも地震や災害は起こると思うコスケです(`・ω・´)
前回の災害関連の記事からずいぶん時間が空いてしまいましたが・・・
今回も、北海道胆振東部地震を実際に体験し、改めて思ったことを書いてみたいと思います。
コスケは心配性なので、新築時から、何かあればと災害時を想定し準備はしてきました。
しかし、本当に準備したものを使うようになるとは思わなかった・・・というのも本音です。
自分が地震や停電を経験し、やっぱり日本って地震、災害が多い国ですから、いつ何が起こってもいいようにしっかり準備しておかなきゃいけないと改めて思いました。
そこで今回は、家を新築する際に考えておきたい防災対策について書いてみたいと思います。
もし、私がもう一度家を建てるなら、こんなことに注意して建てる、こんな設備を入れておくということですね。
もちろん家を建てた後からでもできることはあるので、そういった家の防災対策について今回は書いてみたいと思います。
耐震等級はやっぱり3が安心
まず重要なのが家そのものの耐震性能です。
地震が起きて家が崩れてしまった、壊れてしまったという状況では電気が復旧してもいつ壊れるかと落ち着いて家にいることはできません。
しっかりした耐震性能を持っている家ならば、震度7が来たとしても問題ないことを知っているので、安心して家にいることができます。
被災時に避難所生活というのはなかなか大変ですから、地震が起きても大丈夫だと安心できる、しっかりした家を作るというのは、多少コストがかかっても必要だと私は考えています。
実際震度6弱を経験しましたが、一条工務店の家は地震に強いというのが分かっていたので、何の心配もなく家にとどまることができました。
一条工務店に限らず大手ハウスメーカーなら十分な耐震性能かと思います。
家が無事なら、電気も数日で復旧しますし、断水してなければある程度何でもできます。
災害が起きても家にいられるという安心感は非常に大きいと思います。
土砂崩れや水害の低い可能性の場所に家を建てる
自治体がだしているハザードマップなんかを確認し、水害や土砂崩れなどがおきそうもない場所に家を建てるというのもめちゃくちゃ重要です。
いくら家が頑丈でも、その場所が浸水、土砂崩れ被害に遭えば住むことができないどころか命の危険もあります。
私もいくつか建築場所の候補があったんですが、便利な場所は洪水ハザードマップで危険かもしれないとされた場所と隣接している地域でした。
想定以上の災害が発生した際には、もしかすると水害に襲われる可能性があると思って、危険そうな地域を避けていたらかなり山奥に家を建てることになりました( ̄▽ ̄;)
とはいえ、今の場所は土砂崩れの心配もなさそうですし、水害の危険からも全然離れた場所なので、災害が起こっても家にいた方が安全かなと思っています。
地盤も固く、杭を入れる必要もなかったのですが、その代償はちょっと不便な山奥ということでしょうか。
家を建てる際にハザードマップを確認して、危険な場所は避けるようにした方が良いと思います。
液状化なんかも、しやすい場所が確認できたりするので、家を建てるときは要チェックです。
太陽光発電の設置は本当におすすめ!蓄電池も考えたい
今回、太陽光発電の重要性を改めて実感しました。
災害時停電時の非常用電源として、本当に役立ってくれたのです。
発電機でも良いのですが、発電機の場合は災害が起こらなければ全く無駄な出費に終わるのと、燃料は劣化するので毎年買い換えなきゃいけないし、保管もしなきゃいけないという難点があります。
しかし、太陽光発電なら、普段は収入になるし非常時は電源になるしで非常に便利。
一条工務店の自立運転の方法はとりさんが詳しく説明してくれています。
それと同時に、もし私が家を作り直せるのなら検討したいのが、雪が落ちるように太陽光パネルを設置したいということです。
現在のわが家の太陽光パネルは1.5寸勾配で雪止めも付いているので、降った雪は屋根に乗ったままとなっていて、冬はほぼ発電ゼロです。
なので、勾配を付けて雪止めなどを設置せずに雪が落ちるようにする。
これなら冬でもしっかり発電してくれます。
売電収入だけ考えるのなら今のスタイルで問題ありませんが、災害時の非常用電源としても考えるのなら、年中使えるようにしておきたいです。
実際、一条工務店の家ではありませんが、ご近所さんが勾配をつけた太陽光パネルを設置していて、冬でも常にパネルが露出しているので発電しているようです。
羨ましいです( ;´Д`)
電気を沢山使う冬の発電もありがたいですし、災害のことを考えても、冬でも発電可能にしておくというのは非常に重要かと思います。
そして、太陽光だけでもあると非常に助かるのですが、将来的には、蓄電池を設置して、日中発電した電気を蓄電池にためるということも考えたいと思います。
本格的なゼロエネルギー住宅ですね。
20年の固定買い取り期間が終われば、自分で使うというのが一番良さそうですからね。
ただ、まだまだ蓄電池は容量もコストも割に合いませんから、技術革新&低価格化が待たれます。
電化自動車の導入も考えたい
災害用、非常時用途考えればまだまだコストが高い蓄電池ですが、大きな蓄電池が乗った製品がすでに世の中にはあります。
電化自動車です。
EVと言われる電気自動車はとてつもなく大きな蓄電池乗せていますが、プラグインハイブリッド車といわれるガソリンエンジンを発電機として使って、内蔵した蓄電池で走行するハイブリッド車もあります。
車種によりますが大きな蓄電池を備えたものもあるので、プラグインHV(PHV)なんかも災害時は蓄電池代わりに使えると思います。
家庭用蓄電池はまだまだ容量も小さく価格も高いです。
5~10kw程度が主流で、価格もウン十万、ウン百万とかかりますから、非常用の備えとしてはやはり敷居が高いです。
しかし、電気自動車はそもそも必要な自動車に蓄電池が備わっています。
しかも、リーフなら20kWhとか30kWhの電池が、プラグインハイブリッド車でも多いアウトランダーPHEVなんかだと13.8kWhという大容量の電池が搭載されています。
リーフtoホームに代表される電気自動車を電源として使えるシステムもあり、電気自動車と組み合わせて、停電時には家に電気を送り夜も電気を使えるようにしたいところ。
もちろん普段は深夜の安い電力や太陽光発電の電気を電気自動車に充電し、電気代が高い時間にそれを使うことで電気代の圧縮もできます。
どうせ車は必要なもので、その車を電気自動車にすると、電気代の低減や非常用電源の確保ができるというメリットもあります。
もちろん専用蓄電池でも良いけど、それなら余計なお金がかかりますから、電気自動車と組み合わせるのが一番経済的にもお得かと思います。
ただ、電気自動車自体進化の途上ということもありますし、家との連携も限定的でまだ決断できるような段階ではないように思います。
今なら、とりあえず太陽光発電とプラグインHVなんかが良いかもしれませんね。
アウトランダーPHEVなんかは、バッテリーが満タンなら10時間、燃料が満タンなら10日間は100V1500wが使えるようなので、昼間は太陽光で発電し色々充電&冷蔵庫を動かしテレビを見る。
夜はアウトランダーPHEVに貯めた電気を使ってテレビや冷蔵庫を動かす。
ガソリンが入ってれば発電機としても使えますから優秀です。
これで1週間は停電しても昼夜電気が使えてどうにでもなります。
わざわざ専用蓄電池や発電機を導入しなくても、普段は収入になり電気を作る電気代を浮かしてくれる太陽光発電と、普段は普通にガソリンで走れる燃費の良い車が、災害時には非常用電源に早変わりしますので、別に蓄電池を用意するお金も必要もなく最も経済的かなと思うのです。
わが家の場合、電気自動車の時代は来ると思っていたこともあり、EV用の充電コンセントも新築時に設置してありますから、プラグインHVも十分使いこなすことができます。
もう少しプラグインHVが色々な車種ででてきたら、コスケは乗り換える予定です。
元々興味はありましたが、今回の災害で改めて太陽光発電の重要性と、その電気が夜も使える電化自動車はあった方が良いなと思いました。
倒れるようなものを置かなくて済む間取り
家を作る際に、タンスや本棚などを作り付けにすることで、地震の時にも倒れないようにするというのも非常に重要だと思います。
今回の北海道の地震でも、地震そのもので亡くなった方は揺れで倒れたタンスの下敷きになったりというのが原因でした。
家の中のものを倒れないようにする、倒れないようなものをあらかじめ設置しておく、新築時からしっかり考え設計するというのは非常に重要だと思います。
一条工務店の場合、カップボートなどの家具は地震対策がされていて、勝手に開かないようになっていますが、こうした地震で中のものが落ちてこないような仕組みもあると尚良いと思います。
とにかく揺れで家の中がめちゃくちゃにならないように、新築時から必要な物は極力設置するなど考えておくことが重要です。
オール電化も断水や停電を考えるとあり
オール電化は災害に弱いと思っている人も多いですが、私はそんなことないと思っています。
特に停電時にお湯が使える、断水時に予備の水があるというのは非常に心強いです。
発電機などがあれば、灯油やガス給湯なんかでも普通の生活ができると思いますが、ない場合はオール電化も災害を考えると良い選択かなと思います。
灯油は価格が上下しやすく全体的にコストが高めですが、家のタンクに貯めておけるというメリットがあります。
ガスは復旧が遅いですが、少しの地震ならそう簡単に停止しませんし、なによりコストが安いというメリットもあるので、どの熱源を選ぶかはそれぞれ一長一短があり迷うところですね。
タンクレスでもいいができれば1個はタンク有りのトイレが楽
タンクレストイレは停電すると使えないというのはご存知のかたも多いでしょう。
なので、一箇所はタンクありのトイレがいいというのも確かなのですが、我が家は1階も2階もタンクレスのアラウーノ。
アラウーノはターントラップという方法で水を流すので、停電時動きませんが、意外にこのトイレは停電でも手動で水を流しやすかったりします。
もちろん、水は出ないのでバケツなどで補充してやる必要はあるのですが、右奥に排水するためのハンドルがあります。
この部分ですね。
この右奥にある取っ手を回すことで排水できるのですが、電池を入れることでも排水は可能なので、停電が長引きそうなら電池を入れると良いかと思います。
手動の場合は白いハンドルを45度くらい回すと排水します。
そして、ハンドルを戻して水をバケツなどで補充。
我が家の場合トイレ内に手洗い機があるので、ここから水を入れて終わりです。
アラウーノはサイフォン現象を使って水を流すわけじゃないので、割と少量の水でもしっかり流れますし、便器内にブツが残る心配もありません。
タンクレストイレの中では停電に強いというか、ちょっと便利なトイレだと思います。
停電中の夜でも、懐中電灯くらいの明かりがあれば大丈夫、多少手間はかかりますが断水さえしていなきゃ特に問題なく使えます。
タンクありのほうが停電時は便利でしょうが、トイレ内に手洗い器があれば停電はそう頻繁にないのでこれでも十分かなと思っています。
もちろんアラウーノ以外のタンクレスでも、停電時用の対処法はあるので問題ないのですが、アラウーノはハンドルや電池で排水でき、ターントラップ排水なのでブツも残らないのがちょっと楽かなと思います。
アラウーノ導入時に停電時にも楽そうだなぁと思ったのも選んだ理由でしたが、思った通りだったという感じですね。
保安灯の設置
これはすでにこのブログでも書いていますが、保安灯はあった方が絶対便利です。
後からコンセントのある場所に追加することもできますが、新築時なら付けたい場所に埋め込み式で設置することができます。
わが家の場合、階段の上下に設置しました。
停電時には当然大活躍しましたが、普段の生活でも足下灯として階段の上下を照らしてくれるので、ちょっとしたことならいちいちメインの電気を付けなくても良かったりするので便利です。
この保安灯はコンセントに差すことで全ての機能をフル活用できますから、できれば新築時に計画しておくと見た目的にも場所も自由に決められるので良いかなと思うのです。
タッチレス水栓の場合はアナログな蛇口もあったほうがいい
一条工務店で人気のタッチレス水栓ですが、これ停電になると動かなくなります。
一応停電時のために、手動弁を開放して普通に出水するようにできるんですが、シンク下の棚を外してもにょもにょやらなきゃいけないので面倒。
隣に浄水器などのアナログ蛇口式の水道はあったほうがいいと思います。
我が家でも停電時のことを考え、隣には電気式ではない蛇口を回すだけのアナログなシーガルフォーの浄水器を採用しています。
今回はこの選択が大正解でした。
停電時に暗闇の中タッチレス水栓を動かすためにシンク下の棚を外して・・・なんてやっていられません。
電気を使わない浄水器なら蛇口をひねれば水が出るので、明るくなるまではそれで事なきを得ました。
この浄水器は、普段の飲水や調理の水としてはもちろん、今回の停電ではメインのキッチン水道として大活躍です。
停電のことを考えて選んでおいて良かったなぁと思いました。
以上、コスケがまた家を新築するのなら考えたい災害対策でした。
P.S.
北海道はもうそろそろ冬です。
床暖も試運転がてらたまに寒いので付けている状況です。
来週には旭川あたりでは平地で雪も降りそうですね。
うちは旭川と気温が同じくらいなので降るかな・・・( ;´Д`)
わが家の愛犬パンナは、今のところ寒さにも負けず元気にしています。
子犬の頃からかなり強気で元気なのですが、1歳を過ぎた今でも元気いっぱいです。
子犬の頃は妻の実家の大きな犬にもガシガシアタックしていました。
結構気が強いみたいです。
歳とれば大人しくなるかなぁ( ̄▽ ̄;)
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