寒冷地北海道で電気自動車(EV)リーフの電費は?走行距離や充電を試す

充電中の電気自動車 冬・寒さ対策など

自動車大好きコスケです(`・∀・´)

新しい技術が取り入れられた車を見ると、乗ってみたくて仕方がありません。
当然電気自動車も興味津々。

というわけで、前回、リーフを借りて、寒冷地でも使い物になるか、電費や急速充電のされ方などをテストするため、あちこち乗り回した2日間をレポートしました。

前回の記事はこちらです。

電気自動車(EV)は寒冷地北海道でも使える?1泊借りて心配な点を調査
乗り物好きなコスケです(`・ω・´) あ、でも自分で運転するものが好きで、飛行機とか電車が好きなわけじゃありませんε-(´∀`; ) 16歳で原付、17歳で普通二輪、18歳で普通自動車と免許を取得し、とにかく運転するのが大好きで...

今回は、前回乗り回した走行距離などを参考に、リーフの寒冷地の冬での燃費ならぬ電費や、急速充電は問題ないのかなど、事前に懸念していた点などもまとめてみます。

それと、現在乗っている車との燃料費の比較などもしてみたいと思います(`・∀・´)
まずは寒冷地北海道で電気自動車リーフを乗るに当たって、懸念していた点のおさらいからです。

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寒冷地で電気自動車を乗るに当たって心配な点はどうだった?

前回の記事にも書きましたが、寒冷地でリーフなど電気自動車を乗るにあたり、コスケが考える問題点がいくつかありました。

それが以下の3点。

  • 寒冷地でも1回の充電で走れる距離は十分なのか
  • 寒くても充電はちゃんとできる?
  • 家で充電するときブレーカーが落ちないか

まずはこれについてある程度確認できましたのでまとめてみます。

寒冷地でも1回の充電で走れる距離は十分?

今回の結果だと、100%充電してあったとしても走れるは100km程度。
ある程度余裕を見れば70Kmってところでしょう。

春〜秋はもっと良くなると思いますが、冬にうちで通勤で使うとすれば、ほぼ毎日充電しなきゃ、帰りにどっか寄ろうということも出来なさそうです。

残念ながら、これでは十分な走行距離とは言えません(ノД`)

ただし、近所のスーパーへの買い物くらいにしか使わない、ということなら70kmも走れれば十分なのかもしれません。

コスケの使い方では厳しいという感じです。

うちのクリーンディーゼルのアテンザは、長距離走れば1回の給油で1000km走れます。
札幌から函館往復も無給油で余裕。

実際は、ちょこちょこ道の駅立ち寄ったり、観光をするので一度は給油しますが、それで全然余裕です。

でも、電気自動車だと・・・今時期だと1回30分も時間のかかる急速充電が20回近く必要かな・・・( ̄▽ ̄;)

いやいや、それより次の充電ポイントまでたどり着けずに、ガス欠ならぬ電欠しそうですけどね。

正直、広い北海道を走るには、この走行距離では全く物足りないです。
ただ、最新のリーフはバッテリー容量が24kwから30kwに上がっているモデルもあるんで多少マシかと思いますが、それでもね・・・

テスラのモデルSなんかは100kwバッテリー積んでいるモデルがあるそうなので、この4倍は走れるかもしれません。

それなら寒い時期でも十分かもしれませんね。
まぁ、車自体のお値段が1,000万超えちゃいますが。゚(゚´Д`゚)゚。

寒くても充電は問題なく出来る?

寒くても問題なく充電できるのかですが、普通充電も急速充電も、充電に時間がかかりすぎて厳しいっす。

急速充電30分で車内で待機していれば暖房を抑えていても35%〜40%程度しか充電できないわけですから、どう考えても問題有りです( ̄▽ ̄;)

前回の記事を見てもらえば分かるように、車が暖まっている状態でも1%で1kmほど、冷えている朝なら30km走るのに40%ほど電池を使いました。

余裕を見れば25kmに1回急速充電が必要になります。
北海道の流れの良い道路の場合、25kmだと30分ほどで走れますから、30分走って30分充電して・・・これを繰り返す必要があります。

正直、これじゃあ使い物にならないっすε-(´∀`; )

もちろん、充電時間中に買い物したり、何かやることがあれば良いのですが、今回はそもそも目的がドライブで、早朝や深夜時間帯も充電が必要だったので、車以外で充電中待機できる場所はなかったですし、リーフをもし買えば、そのような機会も多いでしょう。

近所のスーパーに急速充電できる場所があって、いつもそこに買い物に行ってるし、それ以外ほとんど乗らないって人にはすごく良いかもしれませんが、コスケの使い方だとちょっと厳しいです。

家で充電するときにブレーカーは落ちない?

さて、最後の心配な点、家で充電するときにブレーカーは落ちないかどうかです。
2日目に実際に家で充電してみたのです。

雪が多いので充電器にプラグを差し込むのに苦労しました(ノД`)

家庭用充電器

コードはリーフ積んであったので、それを使ってわが家の充電コンセントと繋げると・・・

リーフを家で充電する

んで、実際に充電して消費電力を調べてみました。
一応事前に調べたんですが、リーフの充電に使う電力ですが3kwhのようです。

日産のホームページに書かれていました。

実際に充電してみても、それが確認できました。
充電offの状態の消費電力が0.31kwhです。

充電オフの時の消費電力

リーフの充電をオンにすると3.19kwhになってます。

リーフ充電中の消費電力

ほぼ3kwhですね。

後は、わが家の他の電気との兼ね合いですが、コスケが確認した中で最も電気を使うのは早朝の給湯器エコキュートと暖房のエコヌクールがフル稼働する時間で3時〜6時の間です。

瞬間最大消費電力

7kw以上、瞬間的に使うこともありました。
これにトイレに入ったり、IHや電子レンジを使ったりすれば8kw以上、ヘタすれば瞬間的といことになるでしょうが、9kwを越えるくらい使うことになります。

リーフの深夜電力の時間で充電するとなると、22時から1時間10%ちょっと充電できるとしたら、電池の減り具合によりますが3時過ぎまでかかることがほとんどでしょう。

この9kw以上使うことのある時間帯と充電時間が重なることになります。
重なれば消費電力は瞬間的でも12kkwほどになる可能性も。

わが家の契約アンペアは10kVAです。
何か単位が違い、kwにするとどのくらい使えるのか分からなかったので北電に聞いてみました。

10kVAの契約でわが家のブレーカーの定格出力50Aという条件だと、計算上は10kW位まで使えるが、バランス?によってはそれ以下になることもあるとのこと。

10kVAと10kWは大体同じくらいと考えて良いらしいです。
複層うんちゃらかんちゃらで、複数ある経路に電力の流れるバランスが悪いと10kVA使う前にブレーカーが落ちるかもしれないとのこと。

ただ、恐らく新築時につけた充電コンセントならそのあたりは計算してあるはずなので、電気自動車の充電したらブレーカーが落ちるというわけではないが、家中の電力消費量が10kVA(約10kw)を越えるとブレーカーが落ちるそうです。

暖房とエコキュートと電気自動車だけで10kwをギリギリ越えるので・・・ダメじゃんε-(´∀`; )

ちなみに設計時に、設計担当の方から家中の電気を使うと想定すれば、契約は15kVAにするのが良いのですが、経験上そんなに使わないと思いますと言われていました。

設計担当さんの経験上、電気自動車を今すぐ使わないのであれば10kVAもあれば十分だと思いますとのこと。

その時の北電の契約プランでは、10kVAを越えると、電気の基本料が1kVAごとに上がる契約だったので、色々相談し検討した結果、余計な電気代を払う必要も無いということで10kVAの契約にしていたのです。

つまり、電気自動車買うのなら契約アンペアを後3kVAほど上げなきゃほぼ間違いなくブレーカーが落ちるでしょうし、そうすると年間15,000円以上電気代(基本料)が上がります。

それを含めても車にかかるランニングコストが安くなるのなら良いのですが、とりあえず工事の必要もありますし、今すぐどうにかする気はありません(⌒-⌒; )

寒冷地での冬の電費は?

さて、次にこの寒い地域で使ったこの2日間の燃費ならぬ電費が気になるところ。
リーフには電費を表示する機能があり、それによると230km走行し5.1km/kWhという結果になりました。

リーフの寒冷地での冬の電費

寒冷地でも暖房を我慢せず、運転もいつも通り+回生ブレーキを意識した程度の普通の運転です。

外気温は-15℃〜-5℃程度の環境下でのテストでした。
日産の営業さんのお話だと、春〜秋は7km/kWh位は試乗車でもいくということなので、冬より40%ほど燃費が良くなるようです。

冬の電費の落ち込み具合は非常に激しいようです。
40%違えばかなり違うなぁ・・・・(´∀`=)

でも正直、この数字だけみても、どのくらい走行のための電気代がかかるのかイマイチぴんとこないので、うちの車と分かりやすくして比較してみることにして見ました。

わが家の車の燃費とリーフの電費を比較

では、わが家の車とリーフの燃料費を比較してみようと思います。

わが家の車ですが、2014年製ホンダNwagon軽自動車ノンターボ、2012年製マツダアテンザ、2200ccのクリーンディーゼル(もちろんターボ)です。

それぞれの燃費ですが、通勤や近所の買い物に使ってこんな感じ。

ガソリンの軽自動車17~18km/L
2200ccクリーンディーゼル15km/L

んでリーフもほぼ同じ使い方をしたので、先日のデータを使います。
電気自動車リーフ5.1km/KWh

このままだと、電気と軽油&ガソリンで単位が違って分かりづらいので、統一します。

近所の比較的安めのいつも入れているガソリンスタンドの価格と現在のうちの電気料金を元に、1kmあたり走るのに必要な料金を計算してみます。

ガソリンは125円/L、軽油は105円/L、電気は深夜電力の冬期割引有りで11円としましょう。
これを前提に1km走るのに必要な費用を出してみると・・・

ガソリンの軽自動車7.14円/km
2200ccクリーンディーゼル7円/km
電気自動車リーフ2.1円/km

わぉ、電気自動車がダントツ安い。
1km走るのに、軽自動車は7.14円、ディーゼルは7円かかっていますが、電気自動車は何と2.1円( ̄□ ̄;)!!

もちろん、自動車バッテリー内にある電気を使っての計算なので、自宅から車に入れるときにどのくらい損失が生まれるのか、コスケには分かりませんが、100%入るとすればこの数値になります。

寒冷地の冬の、電気自動車にとってはかなり条件が悪いであろう状況でこの電費。
なるほど、これは安いです。

冬期割引終わって25%電気代が上がったとしても全然安いし、夏になれば電費自体も25%以上は上がるでしょうから、より安くなると思います。

毎回家で充電してもダントツの安さでが、電気自動車は無料で充電できるとこも少なくないので、そこで充電すれば実際はこの半分くらいの料金で済むかもしれません。

電費のめちゃくちゃ悪い、北海道の寒冷地の冬でもこの電費なら、こりゃ経済的なのは間違いないですね。

う〜ん、電気自動車のランニングコストが安いとかって話しじゃなく、もはや違う乗り物というくらいレベルが全く違う感じです。

それとあまりの電気自動車の電費の安さに驚いて見落としがちですが、ディーゼルの燃費の良さもかなりのもの。

似たような使用条件なのですが、軽自動車とほぼ変わらない燃料費になっています。

北海道なので渋滞道路が比較的少ないということはもちろんですが、ディーゼル自体の燃費が良いことと、ガソリンエンジンと違って低回転からパワーがあるので、ほとんどエンジンを回さなくて良いという点、それに軽油の安さもあり燃料費の安さに繋がっていると思います。

軽自動車だとエアコン使ったり、人を乗せれば自覚できる程度に燃費が落ちますが、ディーゼルの場合エアコンつけようが人のせようが燃費の低下はほぼ自覚できない程度だと感じています。

軽自動車と2200ccなのでパワーも快適性も段違いですが、燃費もディーゼルの方が良いってすごいことですね〜

マツダのディーゼルすごいっす。

ちなみに近所のスタンドで、現金しか使えないところなら、ガソリン125円、軽油95円で買えるので、ディーゼルの経済性はより高くなります。

まさか一番小さくて一番パワーのない軽自動車の燃費が一番悪いとは思いませんでしたね。
北海道で沢山走る方ならディーゼルがお得かしら(´∀`=)

長距離走行できなくても大丈夫で、充電を手間に感じないのなら、断然電気自動車が安いですけどね。

将来、固定買い取りが終わって二束三文でしか売れなくなった電気を自動車の走行用電力にしたり、一度リーフなどにためて太陽が落ちてからその電気を家で使うリーフtoホームのような使い方が出来るのなら、さらなるコスト削減効果があり、より電気自動車の有用性が増しそうです。

電気自動車のランニングコストはかなり安そう

すでに書いたように深夜電力の時間に充電すれば、燃料費に当たる部分は格段に安い電気自動車。

出先で無料充電を活用するのなら、より燃料費に当たる部分のコストは安くなると思います。
わが家の軽自動車で月に15,000円かかっているガソリン代。

年間にすると180,000万もかかっているわけですが、これが3分の1〜4分の1程度、年間4万円〜5万円位かそれ以下になりそうです。

電気の契約アンペアを上げなきゃいけないとしても、値上げ分は年間15,000円程度ですから年間10万円以上お得に、10年で100万円は安くなるでしょう。

さらに言えば、オイル交換もエレメント交換もありませんし、排気量で決まる自動車税もエンジンがないため0ccですから軽自動車の次に安いです。

回生ブレーキを使うので、ブレーキパッドの減りも遅く、エンジンがないのでベルト交換なんかもないでしょう。

消耗品の費用もグッと抑えられそうです。
さらに北海道では覚悟しなきゃならない塩害。

特にマフラーは必ずといって良いほど錆びて交換が必要になります。
ある日、エンジンをかけると、いきなり暴走族のような爆音になった経験がある人も少なくないはず・・・

錆びたマフラーに穴が開いたり、タイコ部分との接続部に亀裂が入ったりするのですが、そもそも電気自動車は排気する必要がなくマフラーなどもないため、そういった心配も要らないです。

車が雪に埋まって一酸化炭素でなくなる事故も大雪の時はありますが、その心配もないですね。

さらに電気自動車に深夜や昼間太陽光で充電して、電気の単価の高い時間にその電気を使うなどリーフtoホームのようなことが出来れば・・・、それ以上の価値を生みそうです。

う〜ん、電気自動車のランニングコストはすごく安いような気がしてきました。

実際に乗ってみて初めて感じた不安

では、実際に2日間電気自動車に乗ってみて、事前に想定してなかったけど実際に買うとなればここは不安だなぁと感じた点がいくつかありました。

それをまとめてみようと思います。

充電場所の取り合いになりそう

充電スポットの数自体にも多少不満があります。
なんせ、遠出しようと思っても、次の充電ポイントまで走れないわけですから。

それでも札幌市内や近所を走るだけなら、設置場所に関しては問題ありません。
ただし、1カ所あたりの設置個数は問題です。

大抵の場所は1カ所あたり1台しか充電できないので、電気自動車を乗る人が増えれば絶対足りなくなるし、充電に30分かかるのも致命的です。

先客がいれば最大30分充電まで待ってから、さらに30分充電、先客が2名いたら・・・とても待てません。

その割に充電場所はそんなに多くないので、基本家で充電できなければ厳しくなると思います。

この2日間でもすでに先客がいて充電できなかったことが2回ありましたし、私が充電している最中に次の方が待機していたこともありますから、今以上電気自動車が増えれば充電場所は不足すると思います。

まぁ、電気自動車が増えれば充電場所も増えると思うので、心配しなくても良いかもしれませんが、基本家で充電すれば大丈夫という状態がベストかと思います。

出先は、買い物や食事のついでにする程度でしょうか。

時間がないとき困る

電気自動車は時間がある人のための乗り物かなと思いました。
そもそも出先で充電にかかる時間が長いので、通常より移動に沢山時間を使いますから時間に余裕が必要です。

予定がびっしりの日に、充電時間の余裕をみて計画を立てても、充電場所が埋まっていて探したり、待ったりしなきゃならないと、予定が狂います。

それすらも予定に含めると、移動時間は冬なら通常の倍以上みておかなきゃならないでしょう。

時間に余裕がなきゃ無理っす。

急なお出かけは無理

今すぐここに行かなきゃ!とか、急遽あそこに寄ることになった!みたいな急な用事に対応するのが難しいです。

なんせ、走行距離が短い上に充電に時間を取られますからね。
急な用事なんてまずないよ、って人には良いかもしれませんが、あれこれ忙しい人には向いてないと感じました。

コスケはそんなに急な用事は入らない人ですが、それでもちょっと厳しいなぁ。
子供なんかがいる家庭は、色々急な予定もできるでしょうから、冬はかなり厳しいことになりそうです。

子供「今すぐ迎えに来て!」

コスケ「今から家で充電するから、後4時間充電すればそっちまでいけると思う!」なんてことになりそうです( ̄▽ ̄;)

渋滞がかなり心配

一番心配なのは渋滞にハマったときでしょうか。
お盆などは2時間ず〜っとたらたら走って全然進まない、なんてこともあります。

果たしてそんなに充電が持つのか・・・、もし渋滞している最中に切れてしまったら・・・、笑えません(ノД`)

渋滞しそうなときは電気自動車には乗らないと決めていても、思わぬところで事故の渋滞に巻き込まれたり、道路を迂回しなきゃいけないこともあるでしょう。

その時、恐ろしいことになりそうです。

北海道・寒冷地で電気自動車は使い物になる?

正直コスケの用途では使い物にならないです。
やはり寒冷地でバッテリーで動く車は少々厳しいなぁという印象。

ただ、あくまでコスケの使い方ならというお話で、近所に買い物に行く程度しか乗らない、引退後時間が十分にあるなどという状況ならば、それはそれで楽しいかもしません。

車自体はすごく良いのですよね。
加速も滑らかだし、モーター駆動なのでガソリンエンジン特有の低回転のトルク不足を感じませんから、どちらかと言えばディーゼルに近いが、振動は一切なく滑らかな加速感でコスケ好みです。

いわゆるハイブリッド車は所有していませんが、恐らくハイブリッドもバッテリーが有り、充電と放電を繰り返しながら走っているので、効率はかなり悪く、寒冷地の冬の寒い時では燃費は落ちているものと思いますので、電気駆動の車と寒冷地はどうしても相性が悪いのでしょうね。

わが家は1台はガソリン車の軽自動車、もう一台はディーゼルですが、ディーゼルはどの時期も非常に優秀で、夏も冬もほぼ燃費は変わりませんし、燃費も良く走行距離も長いです。

今後の電気自動車どうなるの?

燃料費という点で見ればダントツで安い電気自動車、今後果たして普及するのでしょうか。

トヨタ今まであまり電気自動車に本腰入れていませんでしたが、先日2020年までに電気自動車の量産体制を整えると発表しています。

EV部門のトップは社長&役員というそうそうたる顔ぶれで、ここで決まることはトヨタの総意という形になるでしょうし、スピード感もでるでしょうからかなり力を入れているのが分かります。

マツダも電気デバイスはトヨタと提携するはずです。
すでにアクセラにプリウスのハイブリッドシステム乗ってますからね。

スバルもトヨタのグループ会社と言って良いでしょうから、トヨタの技術を使う可能性は高いでしょう。

ダイハツはトヨタの子会社ですから、もし電気自動車をとなればトヨタの力を借りるんでしょうね。

スズキも先日トヨタと提携するかどうか、検討に入っているという両社長の会見がありましたし、完全子会社化ということにでもなれば同じようにトヨタのシステム使うでしょうね。

でも、ダイハツとスズキがどっちもトヨタの子会社となれば、国内の軽自動車はどうなるのでしょうかね・・・

日産は元々電気自動車の開発では先に進んでいますし、すでに量産化もできてます。
同じように電気自動車を量産化している三菱を傘下に納め、より力をつけたと思います。

ホンダは今年、日立と電気自動車のモーター専門の会社を立ち上げて、電気自動車のモーター作りに力を入れるようです。

世界一のモーターを作るそうですが、現状のモーターの性能もかなり効率の良い物になっていて、これ以上大幅な性能向上を目指すとしたら・・・入れたエネルギー以上の動力を生み出す夢のモーターとか作ったらノーベル賞ものですし、間違いなく世界一のモーターでしょう。

夢のモーターが出来るかどうかは別として、ホンダは2030年までに世界の自動車販売の3分の2を電動自動車(PHV,HV含む)にするのが目標とのこと。

ホンダやる気っす(`・∀・´)

ドイツのプレミアムブランドも電気自動車には力を入れていますし、ドイツの議会では2030年以降にガソリンやディーゼル機関など内燃機関を使用した自動車を禁止する決議が採択されました。

法的拘束力があるものではないようですが、ガソリン車やディーゼル車は廃止の方向に進んでいると思いますし、ドイツの規定がEUの規定になることも多いので、EU加盟国は電気自動車か燃料電池車しか選択肢が無くなるかもしれません。

恐らく、今後世の中は電気自動車へ舵を切るのだと思います。
まぁ、トランプさんは環境より経済というスタンスなので、アメリカはどうなるか分かりませんが・・・

ちなみに、現在30分かかる急速充電を5分程度まで短縮する技術も開発中のようで、きっと近いうちにそれも可能になるのでしょう。

それが普及すれば、地獄の30分かかる急速充電の待ち時間がなくなるので、一気に電気自動車が便利になり普及するかもしれません。

充電が5分なら今の給油とほとんど変わりませんからね。
後は航続距離と寒冷地対策ですが、このあたりも問題も技術革新で徐々に改善して行くことでしょう。

コスケの今後の車の予定

次の車は電気自動車かPHV(PHEV)、もしくは新型ノートのようなシリーズ型のハイブリッドあたりかなぁ〜なんて思っていましたが、コスケは次もディーゼルにしようと思います。

今回電気自動車に乗ってみて感じましたが、とても寒冷地では使えません。

世界の半分くらいは寒冷地と言える地域ですから、今後普及が進めば北海道で普通に使える電気自動車になるでしょうが、それまではコスケは買い換えたいと思えません・・・

NAガソリン車、ガソリンターボ、ディーゼルに実家にあったハイブリッド車、妻の軽自動車に今回電気自動車も乗りましたが、正直、北海道だと走行距離も長く、燃費も良くてパワーもあるディーゼルがダントツで便利だと今のところ感じています。

残念ですが、寒冷地でもう少し走行距離が伸びてくれないと電気自動車は厳しいですね。

電気自動車の買い換える条件としては、5分で80%まで急速充電できるようになり、電池の容量が2倍以上、最低でも50kwほど搭載するのが標準的になり、さらに冬の走行距離が今より

1kwあたり10%~20%伸びてくれれば・・・という感じでしょうか。
さらに言えば価格はど同クラスのガソリン車+100万位が限度でしょう。

年間の燃料費の節約効果が、うちの使い方だとおおよそ10万円以上にはなるので、同クラスの内燃機関+100万程度なら出してもコスト的にお得かと思います。

ただ、いくら燃料費が安くても、それ以上高いと手に入る車の質感や満足度に対して、出すお金が高すぎて心に折り合いがつきませんのでやはり+100万が限界ですね。

この条件なら冬でも満タンから200kmは走行できますし、充電も5分で済むので不自由ありません。

そして燃料費はすでに格段の安さですが、さらに効率が良くなり安くなればいうことありません。

というわけで、コスケはもう少し技術の進歩を待ちたいと思います(`・∀・´)

後10年位はかかるのかな・・・2030年にはこれらの課題が克服されてるかもしれませんね。
そうなれば、その時は電気自動車買います(`・ω・´)

以上、電気自動車リーフを2日間借りて、寒冷地北海道の冬でも使えるのかテストしてみたレポートを終わります。

コメント

  1. とり より:

     
     
    こんにちは、とりです(・∀・)
    なるほど~、寒冷地の走行距離の少なさが致命的とはいえ、確かにメリットは大きいですね。
    勉強になります!
    でもやっぱり、移動距離が短すぎるのは、現実問題厳しそうです(((^^;
    冬も道路状況によっては結構渋滞したりしますし、いつも大丈夫な近場でも、途中で充電が切れる可能性もありますもんね(>_<)
    電欠が気になってどこにも行けなさそうです(汗)
    でも充電が5分でできるようになり、電気スタンドがもっと普及し、バッテリーの性能もあがって走行距離も長くなれば、その時は電気自動車よさそうですね☆
    税金が安いのも魅力的です。
    (もっと普及したら上がるのですかねぇ…)
    あと車検とかどうなのでしょうね。
    車の所有台数が一家で一台だと、広い北海道を移動することを考えると難しそうですが、二台目とかなら良いかもですね~。
    でも本体が高いなら、やっぱり二台目は軽になっちゃうかな(^o^;

  2. たびお より:

     
     
    税金・ガソリン代・・・て考えると、すごく安いんですね~。
    でも、冬は使い物にならんですね。(今現状は)
    吹雪で、渋滞になったら、一発アウトになってしまいますもんね。
    今のところPHEVの方が北海道なら安心に使えそうですね。(買えないけど。(汗))
    電気のアンペア変更・・・。うちもぎりぎりなんで、そーなったら間違いなく工事・・・。(むしろ旦那の意向で下げてつけてるらしい。)
    それでなくても高い電気料金・・・。
    ・・・・うちではたぶん一生無理な電気自動車かもしれません・・・。(汗)
    今のディーゼル車はクリーンディーゼルになってよくなりましたよね。(軽自動車より全然燃費いいですよね。・・・少なくてもうちはそう・・・。汗)
    夏ならハイブリットも燃費はいいですよね。
    北海道は冬に色々かかりすぎるなぁ…。

  3. コスケ より:

     
     
    とりさん、コメントありがとうございます!
    > なるほど~、寒冷地の走行距離の少なさが致命的とはいえ、確かにメリットは大きいですね。
    経済的には非常に素晴らしいですよね〜
    > でもやっぱり、移動距離が短すぎるのは、現実問題厳しそうです(((^^;
    ですね(ノД`)
    ほんと車乗らない人なら・・・
    > 冬も道路状況によっては結構渋滞したりしますし、いつも大丈夫な近場でも、途中で充電が切れる可能性もありますもんね(>_<)
    そうなんですよね〜
    大雪の後なんていつも渋滞しますし・・・
    > でも充電が5分でできるようになり、電気スタンドがもっと普及し、バッテリーの性能もあがって走行距離も長くなれば、その時は電気自動車よさそうですね☆
    そうなれば要約って感じでしょうかね。
    > 税金が安いのも魅力的です。
    > (もっと普及したら上がるのですかねぇ…)
    排気量で決まっている今の制度自体が見直されればあるいは・・・って感じでしょうか。
    排気量で税金が決まっている今の税制もちょっとおかしいので、そのうち欧州のように二酸化炭素排出量なんかで税金が変わるようになれば、電気自動車の税額も変わりそうですね〜
    > あと車検とかどうなのでしょうね。
    多分普通の車より安そうですよね。
    いかんせん可動部分が少ないので、消耗品も少ないし点検も簡単だし・・・
    このあたりは経験したことないので推測ですが、一般的な車より維持費はかからないのかな・・・という印象です。
    > 車の所有台数が一家で一台だと、広い北海道を移動することを考えると難しそうですが、二台目とかなら良いかもですね~。
    ですよね、いずれにしても2台目ですよね。
    > でも本体が高いなら、やっぱり二台目は軽になっちゃうかな(^o^;
    10年後には2台目の定番は軽自動車から電気自動車にという時代になりそうな気もしますね(´∀`=)

  4. コスケ より:

     
     
    たびおさん、コメントありがとうございます!
    > 税金・ガソリン代・・・て考えると、すごく安いんですね~。
    そうなんですよ〜
    特に燃料費ではびっくりの安さでした。
    > でも、冬は使い物にならんですね。(今現状は)
    > 吹雪で、渋滞になったら、一発アウトになってしまいますもんね。
    そこですよね(ノД`)
    > 今のところPHEVの方が北海道なら安心に使えそうですね。(買えないけど。(汗))
    ですね〜
    今のところ買うならそっちかなと思います。
    > 電気のアンペア変更・・・。うちもぎりぎりなんで、そーなったら間違いなく工事・・・。(むしろ旦那の意向で下げてつけてるらしい。)
    > それでなくても高い電気料金・・・。
    > ・・・・うちではたぶん一生無理な電気自動車かもしれません・・・。(汗)
    分かります(ノД`)
    ただ、ガソリン代が大幅に節約できると考えれば、総出費で見れば以外といけるかな・・・?という印象はありました( ̄▽ ̄)
    > 今のディーゼル車はクリーンディーゼルになってよくなりましたよね。(軽自動車より全然燃費いいですよね。・・・少なくてもうちはそう・・・。汗)
    ほんと、改めて計算してみてディーゼルの燃料費の安さに驚きました!
    コスケはもう普通のガソリンエンジンには戻れません〜
    > 夏ならハイブリットも燃費はいいですよね。
    ですね、冬はアレですが・・・
    特に最近人気のノートeパワーなんかはハイブリッド車ですが、従来のものと違い発電機付きの電気自動車なので、冬場はEV並の燃費落ち込みになるんでしょうね・・・
    > 北海道は冬に色々かかりすぎるなぁ…。
    ほんとそうですよね・・・
    でも北海道からは離れたくは無いという不思議な魅力もあるんですよね・・・(´∀`=)

  5. 北東北のおっさん より:

     
     
    10年乗った車の交換を考えています。
    ぐぁ...一条工務店に手持ち資金を没収されてしまったので...やっぱりじっくり考えようと思います。
    先進のイメージで購入すると大変な事になりそうですね。大変参考になりました。
    プリウスPHV、ノートe-POWERのインプレッションもお願いします。

  6. コスケ より:

     
     
    北東北のおっさんさん、コメントありがとうございます!
    > ぐぁ...一条工務店に手持ち資金を没収されてしまったので...やっぱりじっくり考えようと思います。
    私も一条工務店に貢いでしまったので出来るだけコストを抑えようと思いましたが中々難しそうです(ノД`)
    > 先進のイメージで購入すると大変な事になりそうですね。大変参考になりました。
    そうなのですよね。
    やはり寒さには弱いようで、寒冷地で使うには覚悟が必要だと感じました。゚(゚´Д`゚)゚。
    > プリウスPHV、ノートe-POWERのインプレッションもお願いします。
    テストして見たいのですよね〜
    ノートに関しては又聞きですが冬の燃費はかなり悪いというお話を聞いてます。
    モーターも恐らくバッテリーも似たようなものでしょうから、ノートは冬は厳しそうですね・・・
    プリウスPHVはまた違うシステムでしょうから、冬の燃費低下がどの程度かすごく気になります〜
    レンタカーででたら乗ってみようかしら(´∀`=)
    もし、機会があればインプレッションします( ´ ▽ ` )ノ